ぽて子のブログ

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【思い出】イマジナリーフレンドが大臣だった話。【ぽて子のブログvol.4】

 

 

あなたは幼少期に「イマジナリーフレンド」がいましたか?

イマジナリーフレンドは、その名の通り空想上の友達で、幼い子供にイマジナリーフレンドがいることは発達において正常だそうです。

かく言う私もイマジナリーフレンドがいました。

その名も「大臣」です。

 

大臣てだれだよ

イマジナリーフレンドが大臣ってどういうことだよ

私もそう思います。

私にイマジナリーフレンドがいたのは4~6歳のときのことなので私もよくわかりません。

でも、いまでも大臣の顔、声、私との関係ははっきりと思い出せます。

 

大臣は金のラインが入った烏帽子のような縦長の黒い帽子鼻めがね(ジョークグッズじゃない方)、赤色の兵隊の服を身につけていました。

灰色のもじゃもじゃな髭で口元が隠れていて、顔はサザエさんの波平みたいな感じ。

笑い声は「フォッフォッフォ!」と割と特徴的で、語尾に「~じゃ。」とつくタイプでした。私はそんな大臣の家来でした。(?????)

両親の反応

私が大臣のことを話すようになったのは割と急だったらしい。

ある日、母が私に「ぽて子ちゃん、~~する?」と話かけたところ、「待って!!大臣に相談する!!」と答えたのが始まりだったそうです。

いきなりの大臣の登場に母も啞然

その日の夜、父に私が大臣とかよくわからないことを言い始めたことを話したところ、父はいきなり大臣が出てきて状況がよくわからなかったものの「小さいのに大臣なんて言葉よく知ってたな~」と感心したとのこと……。

両親ともにいきなり変なことを言い始めたなとは思ったものの、大臣を気味悪がったり否定したりすることはなく大臣の存在を受け入れてくれました

当時の私が大臣は私の中にしか存在しないことを把握していたのかは知りませんが、もし大臣の存在を否定されていたら大臣はどうなったのか少し気になります。

母が大臣の存在に興味を持って私に大臣について質問すると、私は大臣のことについて何でも答えたそうです。

どうやら当時の私には私だけの王国があり、大臣はその国の王様に仕える偉い人で、私はそんな大臣に仕える家来だったそうです。

母は「なんでぽて子の王国なのにぽて子はお姫様じゃなくて家来なんだろう…しかも王様直属じゃなくて大臣の家来なのも不思議だな…」と思っていたらしいのですが、おそらく家来という設定は当時大好きだったたまごっちに影響されたもので、たまこ姫に仕える家来っちに憧れていたんだと思います。

どうして王様直属じゃなくて大臣に仕えていたのかは知りません。

大臣との思い出

大臣は私にとって困ったときのお助けキャラのような存在でした。

私が判断に迷ったときは、大臣に相談すると大臣が色々提案をしてくれていたような気がします。

大臣の言うことを聞くのではなく、大臣の提案を聞いて改めて自分で判断をする、という感じでした。まさにお助けキャラです。

実際、母との会話の途中で大臣に相談すると言って大臣と話し始めることが多かったようです。

大臣はおしゃべり好きで、私が暇な時に話し相手になってくれたりしました。

内緒で王国の秘密を教えてくれたことが思い出深いのですが、どんな秘密だったのかはもう覚えていません。

いつの間にか会えなくなってしまった大臣…

大臣にはいつの間にか会えなくなってしまいました。

そもそもこのブログを書こうと思ったのも昨日父と話していて久しぶりに大臣の存在を思い出したからです。

もう大臣に相談することはなくなってしまったし、思い出すことも少なくなってしまったけど、なぜか私にとって大臣は特別な存在です。

正直大人になって親から大臣の話を聞くと、意味不明過ぎてびっくりしたし、いきなり正体不明の架空の存在(しかも大臣とかいう謎設定付き)と交信し始める子供とか怖!って思っちゃいました。

でも、大臣との思い出を振り返ってみるとなんだか懐かしくて、大臣との思い出がなかったら少し寂しいなとも思います。

幼少期のわずかな時間しか会えなかった、私の中にしか存在していなかったけど確かにそこにいた、愛すべき隣人だった大臣。

もし私に子供が生まれて、その子がイマジナリーフレンドとのよくわからない出来事について話し始めたとしても、大臣のことを否定せずに受け入れてくれた両親のように私も受け入れて話を聞いてあげたいなと思いました。